「スタバのバイト辞めたい...」と思って実際に辞めた話
みんな大好き、スターバックス
調べたら、2016年の若者人気アルバイトランキングでは堂々の第一位でした。
今年もやってみたいアルバイトの上位にランクインしたカフェ系ブランド。アルバイトをしたい理由の多くは「おしゃれ」で「憧れるから」といったものが中心で、男性よりも女性受けの良い職種です。ところが、1位に輝いた「スターバックスコーヒー」では、回答者のフリーコメントを見ると「おしゃれ」一辺倒ではない意見が多く見られ、男性人気も高いのが特徴です(男性別2位)。回答者のコメントを見ると、「店員さんの接客態度がいい」「難しそうだけどかっこいい。一人前になれる感がある」「働く人の教育がきちんとなされている」といったコメントが特に多く見られました。おしゃれな店舗の内装・雰囲気や、美味しい商品があることが求職者にとって大きな魅力になっているのは間違いありませんが、それだけではなく、臨機応変な接客で働くスタッフに対する憧れや教育制度に魅力を感じ「働いてみたい」と憧れる人も多いのです。
参考記事:2016年 若者人気アルバイトランキング 今年の人気アルバイトの傾向は?
そりゃあそうですよね。かっこいいですもん。
僕もそう思ってました。
実は僕、そんなスターバックスでバイトをしてました。
で、1週間前の10月30日を持って1年弱で辞めました。
今回は、スターバックスが実際にどんな環境であり、ぼくがそこでどんな失態を犯しつづけ、辞めるまでにいたった理由を赤裸々にお伝えします。
スタバでバイトして分かった、自分の仕事のできなさ
スタバで働いた1年間で思ったことは、ぼくは本当に複数の作業をこなすことやものを覚えたりすることが苦手なんだなということ。
そう、僕はスタバの仕事が完全に向いていなかった。
- ラテを作りながら、お客様と会話ができない
- 持ち帰りの注文なのに袋に入れずにドリンクを渡してしまう
- 1週間バイトに入らないだけでドリンクのレシピを忘れる
- 会計が済んだらドリンクを作る人にオーダーを伝えるのを忘れ、そのまま次のお客様の注文を聞いてしまう
- オーダーをドリンクを作る人に間違えて伝えてしまう
特に複雑なカスタマイズを注文をされたり、大量のオーダーをされたり、客の列が長かったりすると、パニックになり必ずこういうことが起こります。
半年を過ぎてもこんなのが毎回のシフトで起こっていました。
とにかくミスが減らない。
小さい頃からドジだの天然だの使えないだの気配りができないだの色々言われてきましたが、スタバで働いたことで確信したと言っても過言じゃないです。
本気で発達障害じゃないだろうかとも思いました。(実際に検査にはしてませんが)
そしてスターバックスも接客業なんで、お客さんとコミュニケーションを取らなくちゃいけないんですよ。
特にスターバックスは、客とのコミュニケーションを他のカフェチェーンとの差別化の点にしてるのでなおさら世話話しないといけません。
でも、僕にはそれができませんでした。
複数のことを一度にできないからです。
お客様とペラペラ話していたら、注文をドリンク作成の人に伝え忘れるし、レジでの注文を打ち間違えてしまんです。
実際にこういうことが起こっちゃうので、「もっとお客様とコミュニケーションをとって」と言われても、できませんでした。
バイトにも要求されるスタバのススピリット
これだけスタバに向いていないぼくですが、これじゃ終わりません。
スタバでは、バイトも社員と同じようにスターバックスという会社の目的や将来像、店舗目標などを覚えるよう、そしてそれを達成する力になるように要求されます。
スタバをただのバイトと考えるぼくにとっては、このスタバのスピリットは重過ぎました。
スタバは成長をめちゃくちゃ大事にしています。
スターバックスにいる以上、お客様のニーズを超えて満足させるため、店側は店員に対して常により良いパフォーマンスを求めてきます。
- いかにドリンクを早く作れるか
- いかにお客様とコミュニケーションがとれるか
- いかにチームワークを発揮できるか
- いかにコーヒーに情熱を注げるか
など。
自分がお店になにができるのか、月に一度くらい真剣にディスカッションしたりもしました。その度に「君がこのお店にいる目的はなんだ、このお店でどうしたいんだ」と求められます。
正直にいうとぼくは、給料がもらえて、スタバかっこいいーと言われる二つのことしか求めていませんでした。
いつも返答に困っていたのです。
しかし、成長することへの期待は止まりません。
コーヒーをもっと勉強するように他の店員とセットで勉強するという期間もありました。(給与は発生します)
しかし、ぼくはそこまでコーヒーに対して情熱はありません。むしろぼくは紅茶派です。
いつまでたっても仕事のできない自分は、成長を求められ、コーヒーを好きになり、自主的にお店に貢献し目的を持って欲しいとする店側に対して、次第にモチベーションがなくなっていったのです。
僕のモチベーションは、給料がもらえること、スタバ店員のステータス、ただそれだけだったんですから。
そしてスタバを辞めようと思った
そんなモチベーションが見つからずにバイトをする日々が過ぎて、いつからか、バイトが嫌過ぎてバイト前に気持ち悪くなるようになりました。
ベッドから本当に体が動かなかったです。まあなんとか行ったけど。
ここまで自分に向いていない仕事内容にもかかわらず、成長を求められる環境にいてはさすがに疲れます。
ここでこの先働いて就活のときにスタバで大学四年間働いたというステータスが得られたとしても、そのステータスが通用するような企業には多分ぼくはまた向いてないだろうなという判断をしました。
モチベーションがまったく無くなったなと判断した時、僕は辞めようと思いました。
これからどうしようかな
とまあ、こんな感じでスタバのバイト辞めたなうです。
これからどうしようかなー、お金ないのでインターンでもしてみようかなって感じです。
以上、いぶきでした!